出張授業などで行う千翠流舞のグループレッスンは、個人レッスンに引けを取らない上達スピードと自負しています。
千翠流日本舞踊教室では、個人レッスンを行っておりますが、それについては教室のご案内
を参考になさってください。
今回はグループレッスンについてお話しします。
日舞は古来、マンツーマンレッスンでやってきた
日本舞踊に限りませんが、古典芸能では総じてマンツーマンレッスンで行ってきました。
芸を継承する意味合いもあったと思います。
日舞で言うと、舞台面と言って正面(観客から見える位置)からどういう角度で立つとか、舞台のどの位置にいるとかが大切なので、大勢の人が並んでいると教えづらいということもあります。
しかし時代の流れとともに、カルチャースクールなども台頭してきて、主に新舞踊でグループレッスンが始まりました。
知っている短めの曲が、カルチャースクールで気軽に習えるということで、多くの人が訪れることとなったのです。
でも、そこでも長い間教え方はマンツーマンレッスンと変わりませんでした。
あ、現在はわかりません、もう他のお稽古場は覗かないので。
千翠流でも最初は手探り状態でした。
しかしある時、高校生のダンス大会をめざす、ある高校の練習の様子をテレビで見て驚きました。
生徒達は高校に入学して初めてダンスを習い、2年半で全国大会に出場しているのです。日本舞踊では考えられません。
もちろん、芸を極めようというレベルまで行けば、マンツーマンレッスンにはかなわないと思いますが、グループレッスンでもある程度のレベルに育てることができるのでは、と思いました。
日舞におけるバーレッスン(=基礎訓練)
日舞は基本、曲の振りを覚えながら形、動きを覚えていくという稽古で、バレエの様に基本の動きだけ特化した訓練、バーレッスンのようなものがありません。
そこで千翠流では日舞用の基礎訓練を考案、試行してみました。
基礎ができた上で振付を教えるという方法で、その結果 グループレッスンの上達スピードが格段に上がりました。
2018年より高校での授業を担当させていただいていますが、その成果は想像以上でした。
前期は女踊りの基礎と課題曲を仕上げ、後期は男踊り。
最終的にはグループでフォーメーションを考え、披露するところまで到達することができました。
授業では、日舞を通じてあらゆる分野で応用できるように、表現訓練や体を自由に動かすためのメソッド等も取り入れています。
なお、失敗しない日舞教室の選び方について、”俺の日本舞踊”のサイトに記事を投稿させていただいております。
子供のためのものですが、基本的にはどの世代にも当てはまると思いますので、よろしかったら参考になさってください。
単なる習い事ではない日舞の可能性を是非体験していただけますよう、お問い合せ、お申込みを心よりお待ちしております。
💮千翠珠煌主催の日本舞踊教室では、無料体験レッスンを 千翠流舞ではワークショップを開催しています。
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