千翠流舞はバレエ団をめざす
千翠流舞は風通しの良いパフォーマンスグループでありたいと思っています。
他流派の人でも、自由に行き来し、パフォーマンスのお仕事ができるようになったら良いと考えています。
イメージで言うと、バレエ団。
バレエの技術を極めた人が、踊りを見てもらうことを仕事にする為、気に入ったバレエ団に所属する。
そのバレエ団の手法を学び、役を獲得して舞台に出演する。
現在でも日舞界で、他流の人同士踊ることはありますが、団体として同じグループではありません。
家元が、何らかの舞踊グループを作れば、必ず同じ流派の人間です。
振付が外部に漏れる心配があるのはわかりますが、他流の動きを理解することで、日舞のパフォーマンスの幅が広がり、成長する舞踊家が一人でも多くなることの方が、大切ではないでしょうか。
違う表現をめざし、ほかの団体に移ったとしても、隠す必要も無く、本人のキャリアとして公表される。
教えてきた流派にもプラスのイメージができますし、お互いの関係が良好であれば、また何かの機会に共演したりできて、成長した相手と共にまた新しい表現が生まれるかもしれません。
伝承と創造を両立する
千翠流舞は、流派を否定しているわけではありません。
流派独自の芸の継承は日本舞踊にとって無くてはならない大事な核です。芸を教わり、伝えていく仕事はとても大切です。
それなくしては、日本舞踊は成り立ちません。
でも、バレエ団を見てみると、たとえ付属のバレエ学校があっても、その生徒だけが上のバレエ団に入れるわけではありません。
踊りを教わるところ、踊りを教える仕事、踊りを見せる仕事を分けましょう、という考え方です。
ここでいう「踊りを見せる仕事」は、あくまでも仕事、つまりお金を頂く、ということです。世間一般の方なら当たり前のことですが、わりに日舞界では区別されないことが多く、お金がかかる、と言われてしまう所以です。
師匠に踊りを教わったり、あるいは教えたり、そのほかに踊りを見せる仕事を(たとえ別の団体に所属しても)当然のようにできる。そんな感じが理想です。
千翠流舞は、踊りを見せるお仕事で、生活できるようになることをめざしていきます(言っちゃった!)
そしてそのメンバーも1人1人が成長してほかのグループを作ったり、広く活躍してくれたら、たまには「一緒にやろうよ!」なんてできたら、こんな素晴らしいことはありません。
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